さようなら、あふろおねえさん
「あふろおねえさん」が終わるらしい。
以前からこのブログで度々話題にしてきたチャンネルである。自分はおねえさんが好きだった。創意工夫を凝らし他のキッズ向けチャンネルとは一線を画す企画でこちらを楽しませてくれた。とりあえず子供の大好きな下ねたや暴力に頼ることもなく、どこぞのガキ線のような陳腐な企画に傾倒することもなかった。
だが彼女は変わってしまった。
そいつは突如として現れた。誰なのかは知らない、いや知りたくもない。ふざけるな。これじゃ他のYouTuberと同じじゃねえか。
だがこうなることはもう分かってた。そうした方が見てもらえるんだよ。人形で遊ぶだけじゃ、うんこをするだけじゃ駄目なんだ。みーたんおねえさんもばいきんおねえさんもトイキッズもそうなった。みんな最後は子供に頼らなきゃいけない。
だが正直この路線転換が始まったときの心境は色々と複雑だった。何の前触れもなく出てきたその子供の声は気持ち悪かった。子供が嫌いなわけではないのだが、少し演技臭く聞こえてしまうような声だったのだ。どういう意図で、どこがテコ入れしたのだろうか?おそらく誰にも分からないであろう。キッズチャンネルのブラックボックス度はそこらの事務所よりも遥かに強いのだ。
あふろおねえさんが終了というのは、チャンネルの閉鎖などではなく、チャンネル名を変えてヘッダーもアイコンもリニューアルするという意味なのだそうだ。
「もけにゃん&マイちゃんねる」という新チャンネルの名前を聞いて、嗚呼、「あふろおねえさん」はいよいよ消えてしまうのかという気分になった。おそらく路線転換するからという理由では無いと思うのだが、それでも事実として従来の作風が無くなった上で元の名前が削られたのであればそう思う他なくなってしまった。
そもそもキッズ向けYouTuberの作風に対して一喜一憂している方がおかしいというのはご尤もだ。彼女らは自分ではなく子ども達、あるいはその親に向けて動画を作っているのだから。
しかし、YouTuberというクリエイター業において、動画を観てもらうため、そして稼ぐために行き着く先が、画一化された手段であるという今のYouTubeは、ただただつまらないと思う。
さようなら、あふろおねえさん。
P.S.
ラブリーおねえさんを返せ
クソみたいな人形劇を返せ 怖い話を返せ
もう顔出ししない奴しか信用できない 声がキモくても構わない
ラブリーおねえさんを返せ